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Sawasdee Thailand
バンコク発小さな旅(ラオス)


ビザの書き換えのためにマレーシアに行く以外に、時々はラオスに出かけていました。

マレーシアと違って、当時はラオス入国にあたってはビザの取得が必要でしたがタイの田舎にも似た首都の静けさが気に入っていました。 ラオス国境の町であるノーングカーイから友好橋を渡って陸路で国境を越えます。

これは、仏暦2546年7月(西暦2003年)のラオス行きの様子です。

   ウドンターニーまでは飛行機
ウドンターニー空港 本当はタイ・ラオス国境近くまで列車かバスで行くつもりだったのですが、今回は少しだけ贅沢して片道だけタイ国際航空の国内線に 搭乗しました。

バンコクのドーンムアング空港から約1時間でウドンターニー空港に到着します。

この空港は小さな空港で、1日の発着便数がわずか数便しかありません。したがいまして空港設備もほとんど整っていなく、 飛行機を降りて到着ロビーまで炎天下の中を歩くことを余儀なくされます。

日差しが強いので空港地上職員が傘を貸してくれました。

   ロット・トゥー
空港から国境の県であるノーングカイ県まではタイ語でロット・トゥーと呼ばれる乗合タクシーに乗車します。 料金は100バーツで所要時間は約時間半です。 空港ターミナル出口付近にいる係員に聞けばノーングカーイ行きのロット・トゥーの発着場所を教えてくれます。

ノーングカーイのバスターミナルでロット・トゥーを降りて、今度はラオス行きの国境バスが発着するターミナルまで移動します。 市内バスもありませんので、バスターミナル付近でタムロしているサムローの運ちゃんと交渉し、50バーツで 行ってもらうことにしました。

ラオス行きのバスターミナルは市内から西に約2キロの場所にあります。バスターミナル付近にはラオスから買出しに来た おばちゃんで一杯です。暇そうにしている男の一人にラオス国境に行くバスがどれであるか聞き、教えてくれたバスに 乗り込みます。
ラオス行きのバス

   タイ・ラオス友好橋
タイとラオスの国境であるメーコーングには日本の援助で作られた友好橋が架かっています。 タイ人、ラオス人に限ることなく誰でもこの橋を渡って両国間を往来することができます。

この橋は徒歩では渡ることができず、上の写真のバスターミナルから出ている乗合バスに乗らないといけません(料金は10バーツ)。 橋の途中に兵士がいて、徒歩で越えようとする者がいないかどうか見張っています。

バスターミナルを発車したラオス人、タイ人、そして外国人満載のバスは、橋のたもとにあるタイの入出国管理事務所の前で停車します。 乗客全員パスポートを持って下車し、タイを出国しましたというスタンプをもらいます。タイ人とラオス人は約15秒で手続きが 完了していましたが外国人の場合は2分程度かかります。

   ラオスに到着
ラオスの入出国管理事務所 タイの入出国管理事務所でスタンプをもらったら再度バスに乗り込んで川を渡ります。橋を渡った先でバスが停車しますと、そこが バスの終点であるラオスの入出国管理事務所です。

この建物は立派な造りをしています。おそらくタイや日本の援助で建てられた物だとは思いますが、建物そのもがまだ新しく感じました。

バンコクにあるラオス大使館でラオスのビザを既に取得している場合、ラオス入国の手続きは3分で終わります。 事務的にパスポートをめくって、余白のページにスタンプを押すだけの簡単な入国手続きでした。

   国境からウィエンチャンまで
ここから首都ウィエンチャンまでの距離は25kmです。私は荷物を背負ってバス停まで歩くのが億劫でしたので、 荷物を持って歩くのがイヤだったので国境にタムロしているトゥクトゥクに乗りました。

タイとは違って8人は乗車できる大型のトゥクトゥクもありましたが、私は1人ですので小型のトゥクトゥクに乗りました。

ウィエンチャンまでの料金はタイバーツ払いで100バーツでした。トゥクトゥクの乗車価格だけで考えますと、 その相場はバンコクの約3分の1であるとわかりました。
ラオスのトゥクトゥク ラオスのトゥクトゥク
   首都ウィエンチャン
ウィエンチャンの繁華街 首都であるウィエンチャンに着きました。

これが本当に一国の首都かと思えるほどの静かな、別の意味では貧相なと言ったほうがいいかも知れない街です。

ここには市内バスもなければデパートもありません。エアコンが利いたショッピングセンターもなければカフェもありません。

通りを走っているのはバイクや自転車で、それですらもバンコクとは桁外れに数が違います。とにかく静かなのです。 昔、「バンコクで疲れたらラオスに息抜きに行く」と話していた私の学校の生徒の言葉もあながち嘘ではないように感じます。

   記念碑
アヌッサワリー(記念碑)と呼ばれている塔を見に行きました。

フランスの凱旋門を模して建造されたらしく、フランスの凱旋門に似ています。この下にある公園では、 近くに住んでいるラオス人がベンチに座って休憩したし昼寝したりしていました。

ここは夜になるときれいにライトアップされます。
昼のアヌッサワリー 夜のアヌッサワリ

   ウィエンチャンの町並み
アヌッサワリーから見たウィエンチャン アヌッサワリーの頂上に登ることができます。料金は1,000キップ(4バーツ)でした。

石段の階段を、建物で喩えますと6階分くらい頑張って登りきりますと目の前に首都ウィエンチャンの景色が展開します。 背の高い建物はなく、あるのは緑に包まれた首都です。

車の数が圧倒的に少ないのがわかります。

私が住んでいるバンコクはどちらの方角になるのかなぁ、などと考えていました。

   宿からの眺め
市場の近くに宿を取りました。これは宿の窓から見下ろしたときの写真です。

タイの市場とは異なり、市場は朝8時頃から夕方の5時頃までしか開いていません。夜、お腹が空いた時のことを考慮して、 市場が閉まる前に毎日何か食べるものを買出しに行きました。

売られている日用品はほとんどすべてタイからの輸入品であり、ラオス経済の脆弱さを物語っています。 日用品の値段は、タイで買う時の値段と大差ありませんでした。

ただ、値段がすべてラオスの通貨単位であるキップで記されていますので、それをバーツに換算するのに手間取りました。(当時は250キップ=1バーツ)
宿からの眺め

   フランス植民地の名残
フランス植民地の名残 フランス植民地の名残 ラオスは以前はフランスの植民地でした。街の中にはフランスの雰囲気を醸し出している建物があります。

これはメーコーング近くにあるナーム・プ(噴水)の周りの外国人向けのレストランです。この写真だけと見ていますと、どことなく ヨーロッパの感じがしてきます。

店の前で髭を生やした西洋人が2人、暑い午後のひとときをコーヒーを飲見ながら楽しそうに歓談していました。。

   長距離バス
ラオス国内を走る長距離バスです。

タイの田舎を走っているバスもかなり年季が入っていますが、それ以上に年季が入っていました。

車体の前にあるメーカーのロゴを見る限りでは日本のHINO製バスまたは韓国製のバスのようでした。

バスターミナルには一応、発車時刻を示す時刻表がありましたが、たぶん気休め的な物でしかないような気がします。
バス バス

   メーコーングの川辺
メーコーングの夕暮れ メーコーングの夕暮れ ウィエンチャンはメーコーングに面しています。

夕方になると、夕涼みがてら三々五々メーコーングの河畔に集まってきて、思い思いに金色に輝く夕陽を見ています。

私が行ったこの時は乾季ですので、メーコーングの水量は少なく、砂洲になったところでは子供がサッカーに興じていました。

川べりでは外国人目当てに屋台や屋外レストランが店開きします。

   フランスパン
朝、飯を食べるために宿の近くを歩いていますとフランスパンのサンドウィッチを売る屋台を見かけました。ここにも植民地時代の名残を 見ることができます。

どうやって注文するのかわかりませんでしたが、他のラオス人がするように「何と何をはさむのか、バターを塗るか 塗らないか、ソースは何にするのか」などと自分の好みの具材を示しますと、すぐに慣れた手つきで作ってくれました。

英語はまったくと言っていいほど通じませんが、タイ語とイーサーン語が通じます。

このサンドウィッチとラオス式に淹れた濃厚なコーヒーが私のラオスでの朝食でした。
フランスパンの屋台

   アメリカン・エキスプレス
アメックスの看板 アメリカンエキスプレス(AMEX)の事務所がありました。

そして、近くにタイ国際航空とラオス航空の事務所があるのでしょう、それら3つの会社の看板が仲良く縦に並んで立っていました。 (上から、AMEX、ラオス航空、タイ国際航空)

このような旅行関係の会社の事務所があると言うことは、ラオスが自由主義国として徐々にではありますが世界に門戸を開いていることの 証だと言えます。

   安らぎを覚える国
ラオスには都合3日いただけでした。

たった3日いただけではこの国のことは何もわかりませんが、妙に安らぎを覚える国であるという印象を受けます。 ただ、ラオスは国の予算のほとんどを日本を始めとする外国からの援助に頼っている国です。

自国の通貨ですら国民の信用は薄く、私が市場で買い物をしようとすると「ドルかバーツで払ってくれないか?」としきりに 言われました。それほどまでに信用がないのも、ひとつにはインフレがあまりにも激しいからだと思います。

これからこの国にどういう未来が待っているのか、それは私にはわかりません。でも、少なくとも今度またこの国に行く時にも、 穏やかな笑顔で迎えて欲しいものだと思うのです。

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